タイヤの基礎知識

タイヤサイズの表示について

タイヤ側面(サイドウォール)に記載されている「205/65R15 94H」「235/45ZR17」のような表示がタイヤのサイズを表しています。
タイヤをお選びいただく際には、愛車に装着されているタイヤのサイズをご確認下さい。
タイヤサイズの表示方法は次の通りです。

偏平率(シリーズ)について

偏平率とは、タイヤ幅(W)に対する高さ(H)の比率を表す数値です。
また編平率が同じタイヤの総称を「シリーズ」といいます。(例:65シリーズ)

80表記について

82シリーズ商品のなかで、タイヤサイズ表示が80の表示となる場合があります。
例)145SR12→145/80R12 74S

断面幅について

断面幅とはタイヤの総幅から、タイヤの側面の模様、文字などを除いた幅です。
当ページのタイヤ幅とは、断面幅を表します。尚、リムカードを含みません。

速度記号について

速度記号は規定の条件下でそのタイヤが走行できる速度(最高速度=能力)を示す記号です。
※最高速度とは、そのタイヤを装着した時、自動車が平坦な舗装道路において、出すことが出来る最高速度をいいます。
※ZRは速度カテゴリーです。

速度記号 最高速度km/h
L 120
Q 160
R 170
S 180
H 210
V 240
W 270
Y 300
※ZR 240km/h超
(Y) 300km/h超

ロードインデックス(LI)について

LIは、規定の条件下で、そのタイヤに負荷できる最大負荷能力を示す数字です。
ロードインデックスの最大負荷能力は以下の通りです。

LI 負荷能力(kg)
62 265
63 272
64 280
65 290
66 300
67 307
68 315
69 325
70 335
71 345
72 355
73 365
74 375
75 387
76 400
77 412
78 425
79 437
80 450
81 462
LI 負荷能力(kg)
82 475
83 487
84 500
85 515
86 530
87 545
88 560
89 580
90 600
91 615
92 630
93 650
94 670
95 690
96 710
97 710
98 730
99 775
100 800
101 825
LI 負荷能力(kg)
102 850
103 875
104 900
105 925
106 950
107 975
108 1000
109 1030
110 1060
111 1090
112 1120
113 1150
114 1180
115 1215
116 1250
117 1285
118 1320
119 1360
120 1400
121 1450

レインフォースド規格/エクストラロード規格について

空気圧および負荷能力をスタンダード規格よりも高く設定したタイヤの規格です。この規格のタイヤサイズ規格の同一サイズ(セクション・偏平率・径)に比べ、ロードインデックスが高くなります。また同一タイヤサイズ(セクション・偏平率・径)でも、空気圧に対する負荷能力が他のタイヤ規格での設定とは異なり、指定負荷能力を意地するためには、一般のスタンダード規格のタイヤ対比より高い空気圧設定が必要になります。
当社では、輸入外車用としてレインフォースド規格のタイヤサイズをラインナップしております。
レインフォースド規格とエクストラロード規格は同じ意味です。

タイヤサイズの変更について

偏平率と性能

タイヤの特性は偏平率によって変わります。一般に偏平率が低くなるほど運動性能は良くなり、高くなるほど快適性能や経済性が良くなります。
また、外径を変えずにリム径の大きい、より低偏平率なタイヤ(ロープロファイルタイヤ)へ交換することを”インチアップ”といいますが、低偏平率タイヤには、一般的には次のような特徴が考えられます。

  1. 操縦安定性が向上する
  2. コーナリング性能が向上する
  3. ブレーキング性能が向上する
  4. 乗り心地が硬めになる
  5. 走行音が大きめになる

タイヤサイズを変更する際の注意点

※タイヤの負荷力に注意!
タイヤサイズの交換の際には、サイズ毎に決められている負荷能力(車重を支える能力、ロードインデックスが指標)が標準のサイズに対して下まわらないよう、ご注意下さい。
※タイヤの外径が近いものに!
外径が変わると、スピードメーターの誤差や車体への接触が生じる場合があります。
※車体への接触、および車枠やフェンダーからのはみ出しは禁止!
ロープファイルタイヤへの交換は幅が広くなることがありますが、お車の車体への接触や大幅なフェンダーからのはみ出しは法規上認められません。